発毛予防脱毛法とは痛みがなく、ムダ毛が生える原因に作用する脱毛方式

従来の脱毛は「すでに生えているムダ毛」に対して作用する仕組みでしたが、新たなムダ毛対策手法として「発毛予防脱毛」に注目が集まっています。

名前の通り、ムダ毛が生えてくるのを防ぎ、ツルツルの素肌を手に入れる施術方法になります。

「発毛予防脱毛にはどんなメリットがある？」
「対応する脱毛機は？」

と気になっている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで本記事は発毛予防脱毛の仕組み、メリット・デメリット、対応機種などについて詳しく紹介していきます。

この記事を読むことで、発毛予防脱毛を取り入れた、従来とは異なる新しいサロン運営の手助けとなるでしょう。

新規顧客開拓やユーザー満足度アップを目指すサロンはぜひ参考にしてください。

発毛予防脱毛の仕組み

発毛予防脱毛は「バルジ理論」に基づいた脱毛施術を行います。

肌のバルジ領域にある「毛根幹細胞」に光を照射し「毛を作れ！」という信号をストップ。これにより、休止状態に入ってムダ毛が生えなくなる、という仕組みになります。

毛の成長が止まると自然と抜け落ちるため、すでに生えているムダ毛に対しても有効。

従来の脱毛方式と比べて肌への負担が小さく、じっくりと除毛・減毛できるのが最大の特徴となります。

SHR、NPL、IPL脱毛との違い

一般的な脱毛サロンで用いられている光脱毛方法にもいろいろな種類があります。

ここでは発毛予防脱毛をはじめとした、代表的な光脱毛方法とのメカニズムや痛さ、脱毛スピードなどを比較してみましょう。

まずは下記の表を見てください。

このように、発毛予防脱毛は従来の脱毛方法にはない独自のメカニズムを持っていることがよく分かりますね。

脱毛スピードこそ決して早くはありませんが、それでも一昔前の脱毛と比べれば十分！

全身脱毛をおよそ1時間程度で済ませられるため、お客様の負担も小さく、会社帰りや買い物のついでに気軽に施術を受けられますよね。

ただし最新技術になるため対応する脱毛機の価格が少々高めなのは覚悟しなくてはなりません。

初期投資を十分にペイできる可能性を秘めていますが、計画的な導入を検討する必要があるでしょう。

発毛予防脱毛の3つのメリット

従来の脱毛方式は今あるムダ毛にアプローチして毛乳頭を壊すことで脱毛を実現していました。

しかし発毛予防脱毛法は発毛因子にアプローチすることでムダ毛が生えること自体をブロックしようという方式になります。

なので正確には脱毛ではありません。

大まかな特徴は以下の通りです。

それでは詳細な特徴を紹介していきます。

1. 痛みやトラブルとは無縁

脱毛で怖いのは痛み、そして肌トラブルです。

従来の脱毛方式だと高熱を照射することで毛乳頭を破壊し、徐々に鈍化させていくスタイルでした。

しかし発毛予防脱毛法は36度前後の温かい光を照射することで、毛が生える前の「ムダ毛の種」となる因子を破壊します。

人肌程度の熱しか扱わないので、痛みや火傷などのトラブルが起こる方が珍しい…むしろ理論的には起こりえないことになります。

2. 毛質、肌の状態にとらわれない

高温が発生しないので、肌の状態が悪くても安心して使えます。肌トラブルの原因はほぼ高熱によるものだと考えて良いでしょう。

また従来の脱毛方式とは違って、ムダ毛のメラニンに作用する…というわけではありません。

なので毛質にも左右される心配も不要です。

3. 美肌効果も期待できる

発毛予防脱毛は脱毛効果に加えて、美肌効果も期待できるのが嬉しいメリットです。

光を照射することでコラーゲンの生成が促進され、シワやたるみのない、ハリのある素肌を目指せます。

ムダ毛を処理しつつ、美肌効果も得られるのは特に女性にとって嬉しいですよね。また肌のターンオーバーが高まることで、くすみを除去し、透明感のある素肌を作り上げます。

発毛予防脱毛の4つのデメリット

発毛予防脱毛はメリットばかりではありません。次の4つのデメリットが考えられます。

それぞれ詳しい内容を見てみましょう。

1. 今生えている毛には効かない

上記したように、ムダ毛を休止状態にすることで抑毛・減毛する方式を採用しており、すでに入っているムダ毛に対しての脱毛効果は低いです。

もちろん全く効果がないわけではないのですが、SHR脱毛やIPL脱毛と比べて即効性は期待できないでしょう。

2. 効果を実感するまで時間が掛かる

発毛予防脱毛法の欠点とも言えるのが

「即効性がない」
「毛周期の影響を強く受けやすい」

ことです。

ムダ毛を生やす因子を壊すことで、ムダ毛が生えないようにすることを目指した脱毛方式になります。

つまり、今生えているムダ毛にアプローチするわけではない＝即効性は期待できないということに。

3. 毛周期の影響を受ける

また毛周期の中でも休止期に施術することで効果を発揮するタイプになるため、毛周期の影響を大きく受けることになります。

以上のことからじっくりと腰を据えて取り組みたい脱毛方式だと言えそうですね。

4. 脱毛実績がない

比較的新しい脱毛方式なので、導入しているサロンも数も少なく、十分な脱毛実績があるとは言い難いです。

これから次々と出揃ってくることが予想されますが、特に急いでいるわけではない方はもう少し様子を見てから導入を検討するのも悪くないでしょう。

発毛予防脱毛をおすすめするサロンとおすすめしないサロン

上記したメリットとデメリットを考慮した上で、発毛予防脱毛をおすすめするサロンとそうでないサロンの特徴を見ていきましょう。

発毛予防脱毛をおすすめするサロン

次の4つの項目のうちいずれかに当てはまるなら、発毛予防脱毛の導入を検討する価値があるでしょう。

従来の脱毛方法と比べて肌への負担が小さいため、火傷のリスクを減らし、無痛脱毛、子供向けの脱毛メニューなどより多くの選択肢が選べるようになるのがサロンにとっての魅力でしょう。

また同時に美肌効果も得られるため、顧客満足度の向上も期待できます。

より質の高いサロンを目指すなら、導入を検討してみてはいかがでしょうか。

発毛予防脱毛をおすすめしないサロン

次は発毛予防脱毛に適していないサロンについて紹介しましょう。

次の2点に当てはまる場合は導入を見送った方が良い可能性が高いです。

最新の脱毛方式なだけあって、脱毛機の価格が一般的なものと比べて高い傾向にあります。

そのため相応の初期コストがかかることは覚悟しなくてはなりません。

また導入サロンも少なく、脱毛実績が少ないので満足のいく結果が必ずしも得られるとは限らず、この点が気になる方も多いのではないでしょうか。

言い換えれば、導入サロンの少ない今こそ他サロンとの差別化を図る大チャンスともいえます。

発毛予防脱毛ができる業務用脱毛機

ここからは発毛予防脱毛ができる業務用脱毛機を紹介しましょう。

選んだ基準は次の2点です。

それでは各機種の詳細を見てみましょう。

1. パワーライト

パワーライトは1998年に日本国内で初めて発売された歴史のある業務用フラッシュ脱毛器です。

独自技術を応用した発毛予防脱毛方式を採用していて、ムダ毛の成長を休止状態にし、ムダ毛の無い、ツルツルの素肌を作り上げられます。

またパワーライトは1台4役を果たすマルチな利用が可能。

具体的には次の4つの機能を搭載しています。

これ1台で様々なエステメニューを提供できるため、より多くの顧客獲得に繋がるでしょう。

発毛予防脱毛方式を採用している業務用脱毛機を選びたい方や、エステメニューの拡充を希望するサロンにイチオシの1台です。

まとめ

今回は発毛予防脱毛の仕組み、特徴、メリット・デメリット、対応する脱毛機などを紹介しました。

ポイントをおさらいしましょう。

以上3点が挙げられます。

「他サロンとの差別化を図りたい！」
「発毛予防脱毛を取り入れたい！」

と考えている方は、この記事を参考にして発毛予防脱毛を採り入れたサロン経営を目指してみてはいかがでしょうか！